第48回「札幌オーディオ同好会」

15085488_1026118614180485_3013454282021493459_n

15085578_1026118544180492_8488206471191944715_n

15107423_1026118420847171_3720112096376862237_n

15135827_1026118660847147_632543498664655806_n

11月18日らんぷうぇい

今回は 
1 ホーンツィーター
  植木氏保有のホーンツィーター。
  自宅でホーンを外したところレンジが拡がり滑らかになったというので聞
  き比べてみることに。
  言われてみれば、確かに滑らかではあるが、届かない感じ、ボーカルの定位がはっきりしない。
  この会場ではやはりホーンがあった方が良い様な・・・

2 パワーアンプ
  金田式1号機、金田式2号機(ノイズ対策済)のアンバランス接続、バラ
  ンス接続そして当日届いたばかりのアムクロンD75の比較。
  
  記載した順に音が良くなっていく。
  金田式の段階的変化は分かるのですが、早くゴールに行ってしまいたい気
  持ちになる。
  この辺の違いを楽しむのがオーディオ道なのでしょうか?
  まだ私はこの境地に達していない・・
  というかいい”音楽”さえ聴ければ良い人なので・・・
  
  驚いたのはアムクロンD75です。
  論評させる余地の無い”音楽”として押出し。
  S崎師匠によると、金田式はスピーカーを選ぶけど、アムクロンはどんな
  スピーカーもそこそこ鳴らしてしまうとのこと。
  もっと上があるのでしょうが充分ですね。
  「オーディオ同好会」の記事なんですが、どうも筆者(櫻田)は徹底した
  オーディオ探求より、音楽聴く道具としての妥協点を模索しているの
  で、”音楽”がイキイキと鳴れば、「もういいや!」と思ってしまうので
  す・・

  メンバー持込みのCDジンジャー・ベイカー「why」が面白かった。
  
  次回は12/23(祝)、15:00から忘年会!
  会員持込みのおすすめ音源、機器自慢など出るのかな?

第47回「札幌オーディオ同好会」

14695451_998838676908479_2477194149539132415_n

14671368_998838496908497_3348406860610290099_n

14650526_998838693575144_1892121841923392940_n

14724604_998838630241817_652225393465822730_n上を足したり下を足したりという本日のメニュー。

1 スーパースワン+ベリリウムリボンツィータ
前回の終わり際、試しに載せたツィーターがかなり効き目があったので、会員諸氏の評
価を賜りたくスーパースワンが再度登場!
フルレンジ1発がスワンの魅力であり余計なことする必要ないという思いと、”より良い
音”を追求すべきだという思いが交錯しますが
何でもやってみて皆で喧々諤々やるのが当会なので・・・

私(櫻田)所蔵(死蔵かな?)のスピーカー、パイオニアS9500のベリリウムリボ
ンツィータ(RT3?)を取外し、スワンに載せてみるという企画ですが、植木氏に適切
なコンデンサを接続、デッドニングを施したケースに納めてもらいこの日初めてスワン
と合体。

2 植木氏のシステム+関井氏所有のEVサブウーファシステム+リボンツィータ
関井氏所有のエレクトロヴィオスのパワードサブウーファシステムをチャンネルデバイ
ダーを介して接続。

それぞれ
プリアンプ  :
回 路:金田アンプ参考オリジナル回路
PHONO EQ AMP= FET差動2段DCアンプ+出力バッファー
FLAT AMP=FET差動2段DCアンプ
バランス出力=FET差動オペアンプ使用

メインアンプ :金田式メインアンプ R=50W L=50W で駆動。

上(ツィータ)を足すと低音が明瞭になり、下(ウーハー)を足すと高音の実体感が増すという現象にいつも驚きます。
勿論高域が伸び、低域の量感が増えるのは当然ですけど・・

植木システムではアコースティック楽器のゆとりある響き方はなかなか。
高域は伸びがありながら、刺激的ではない。
サブウーハー効果は大きく外すと貧相に・・・こりゃ魔物ですね。

ただロック(櫻田の持ち込んだフランク・ザッパ「OVERNIGHT SENSATION 」のオリジ
ナル盤)だとエッジ感が乏しい。
カートリッジをデノンDL103Rからスタントンの安物MMに替えると少し張りが。
MC型のDL103R、必ずしも万能では無いのですね。

そこでスーパースワンにチェンジ。音のメリハリがついてザッパにはこちらが合うみた
い。
小口径ゆえに、音の焦点が合い易く、リボンツィータで切れ味が増しているのか。
高域を諦め、古い音源を骨太な音で楽しむスピーカーだと思っていたが、ツィータが載る
事で新しい音源もこなせるようなったようです。
これはもう2ウェイ確定ですね。
フルレンジ1発の魅力を損なわない程度に高音が足されています。

植木システムの方が正確な音が出ているのは間違いないが、音楽の押出し、骨太感はスー
パースワンなのでしょうか。
ロジックやスペックを超越した不思議なスピーカーです。
あとはヴァン・ゲルダー刻印入りの、エルビン、ウェス盤を楽しみました。
そうそう、ディアゴスティーニ社から出た「Kind of blue」も聴けました。
フランスでのプレスらしいですがなかなか良い音でした。

結局、今回は櫻田のスーパースワンが無事2ウェイになったということで、めでたしめで
たし・・・?

札幌オーディオ同好会~第46回 スーパースワン

14358770_968523726606641_1296558857655410598_n
私、櫻田の仕事の取引先の社長が亡くなり、奥様にお会いした時に、
”趣味のオーディオについていろいろお話がしたかった”と申し上げたら、
”お好きなら目ぼしい物は無いけど欲しいものがあれば持って行っても良い”とおっしゃる。
部屋をのぞいたら、無骨で奇妙なスピーカーが、
おおっ!長岡鉄男設計スピーカーの最高峰スーパースワンではないか!
亡くなった社長は几帳面で技術力のある職人さんで、丁寧に作られた物である事はひと目でわかる。
ユニットは、フォステクスFE108EΣ。
他にもYAMAHA NS1000(メインスピーカーはパイオニアのEXCLUSIVEだったらしい)もあるとのことだが、私には鳴らしきる自信がない。
希少性と、実は長岡ファン(過去FE203バックロード自作、現在スパイラルホーン所有)であり、当会の絶好の題材と判断し譲ってもらった。
もうこれ以上スピーカーは要らないはずであったが、これもご縁か。

これからこういった事情で名器が次々と出てくるのでしょうか、
当会のメンバーもほぼ私より年上だし・・

自宅では、当会でも好評いただいたADAM F7があり、レンジの広さ、情報量では圧倒的に分があるのだが、
スワンの独特な骨太で存在感のある音(特にレコードでのコルトレーンが顕著)に驚き、毎夜LPレコード三昧という始末。
今回は主催植木氏の金田式プリアンプのフォノイコライザーの試聴もあり、ジャズの王道的LPを持参。
14355151_968523609939986_304692954973164056_n
プレーヤーはM氏のテクニクス(型番また失念~)をコンリートで挟み込み、重量を増して振動対策したもの。

カートリッジはデノンDL103R。
名器DL103の発電コイルに純度99.9999%(6N)の高純度銅を採用したデラックス版?

オーディオ的クオリティよりも音楽を楽しめるスピーカーと思い、ジャズの定番レコードを堪能しようという形に。

マル・ウォルドロン「レフト・アローン」
たいした音質ではないですが、左チャンネルのジャッキー・マクリーンがむせび泣く!

コルトレーン「クレッセント」
「ワイズ・ワン」機器のことを忘れて音楽に没頭!

ブルーベック「TAKE5」
ホールで録ったであろう、バスドラのズシーンもそこそこ再現。

ということで古いアコースティック系の音源はまずまず。
他のスーパースワンと比べても、よく鳴る固体だとの評価も。
10cmフルレンジ1発でこの会場でこれだけ鳴るだけでも凄いことだと思います。
しかしデニス・チェンバースの重低音はやはり無理。
14079588_948462631946084_282640113525711056_n
後半は植木氏のスピーカー。
百均の木製酒枡に入れたスパーツイーターを鉛板でデッドニング。
これで繊細さも加わる。

チェット・ベイカー「チェット」をアナログ盤、2種類のCDで聞き比べる。
アナログ盤とCDはそれほど差が無かった。(DACが良いから?)
むしろ2種類のCDが明るく軽い系と暗くて重い系の違いがあった。
アナログLP対CDという対決構図がありがちですが。
こうなるとレコードのコンディション、CDのミックス等変動要素が多く、一概に優劣をかたれませんね。

状態の良いオリジナル盤をきちっと調整されたシステムで鳴らすのが一番ですけど、実際はねえ・・

14264172_968523859939961_8464905517381539570_n

一旦、お開きになった後、再びスワンを聴いた。
大音量によってこなれて鳴りがよくなったような。(いつものことですが、最後に良い音が・・)
お遊びで植木スピーカーのスーパーツィータを載せてみた。
輪郭がはっきりしたのか低音が改善され、新しい録音にも対応するようになった。
これはもう一度皆さんに聴いてもらうべきだとS崎師範。

ということで次回(10/21)は、
スワン+ツィータ(間に合えば、パイオニアのリボンツィータ登場?)
と植木スピーカー+サブウーハーの予定。

 

第45回 金田式プリアンプ

14079588_948462631946084_282640113525711056_n

14045860_948462558612758_6010242099449437642_n

14064011_948462555279425_1070710954046779523_n

主催植木氏製作の金田式プリアンプと自作スピーカーの改良版が登場。

先にスピーカー、スーパーツィーターを載せて、すっきりしゃっきり、品位の高い仕上げ。
先月の曇り気味だった高域は改善されてました。

本会が発足以来、不動の座にあった植木氏の手製管球プリアンプ。
ケーブル類には全く無頓着で、圧縮音源を聞いていた黎明期にはそれなりに勤めを果たしてきたが超微細にこだわる今日に至っては、悲しいかな諸悪の根源扱になっていた。
ようやく満を持して、金田式プリが登場しました。
メーカー製では不可能なくらい、振動しない筐体構造とノイズ対策に徹底的にこだわったもの。
パワーアンプ直結よりもレンジが拡がり、音色が整うとのこと・・
あれっ?何故かその比較試聴なかった・・・

F師匠から、「色々な対策を講じているのはわかるが、やったことと結果の整合性がなければ意味がない。」
というような主旨(だったと思います)の発言が有り、技術者の厳しい世界を垣間見たような。
(あいまいな生き方の”文系”人間はそういうのに憧憬の眼差し!)

DAC~プリアンプ間のバランス接続とアンバランス接続の比較もありました。
回路に詳しい人には興味深い現象なのかもしれないけど、そういうことわからない私には・・
確かに違うのかもしれないけどなあ・・・

そんな微差を聞き分けられるスピーカーというのも、相当レベルは高いと思いましたが、会員の持ち込みソフトのデニス・チェンバースをかけたら、バスドラがあまり聞こえない。
大口径ではないが、25cmウーハーならもう少しバスドラを感じさせてもいいような・・・
(我が家の17cmウーハーでも、絶対的重低音は無理だけど、バスドラを感じますので・)
スピーカーはこの低音再生との戦いなんでしょうかね。

次回(9/16)は私が手に入れた(ある方の遺品)、
長岡鉄男設計スピーカーの最高峰、スーパースワン!
使用ユニットは、フォステクスFE108EΣ。
音源はアナログレコード中心で。
MCカートリッジDENON D103R使用予定。
さてどんな鳴り方をするか?

第44回

13729019_919598494832498_5982499474397537564_n

 

 

13716056_919598481499166_3159392067867002112_n

13716214_919598584832489_7014996961811630916_n

13770356_919598601499154_8771943817730698651_n

13697053_919598621499152_1831966360577284414_n

13495181_901884116603936_7668994402270699514_n

7月22日らんぷうぇい

①ADAM F7+サブウーハー
前回概ね好評いただいた、私のパワードスピーカー ADAM F7。
低音もモリモリ出てはいるが、やはり7インチウーハーの限界も見えていた。
「サブウーハー付けたらもっとよくなるんじゃない~」という甘い囁き(誰?)にのり、
FOSTEXの「PM-SUBn MB」を購入してしまいました。(アマゾンで25,910円)

一回り大きくて抜群のコストパーフォーマンスのべリンガー(バスレフ型)も候補でしたが、
反応速度の速さを理由に密閉型にこだわっているフォステクスにしました。

【主な仕様】
●スピーカー部
型式:密閉型アコースティック・サスペンション
使用スピーカー:20cm コーン型( 簡易防磁型)
定格インピーダンス:8 Ω
●アンプ部
定格出力:68W
再生周波数特性:20Hz 150Hz(-10dB)
入力端子(INPUT):φ 6mm TS フォーンジャック
:RCA ピンジャック
入力感度:100mV
入力インピーダンス:20k Ω以上(THRU OUT 未接続時)
出力端子(THRU OUT):φ 6mm TS フォーンジャック
:RCA ピンジャック
機能:フェイズ切り換え(0° / 180° )
:クロスオーバー調整(50 150Hz)
:音量調節
●一般
外形寸法:300(W)x301.2(H)x364(D) mm 質量:約11.6kg

置く場所の問題(8畳間に設置しております。)から、とりあえず1台で2.1チャンネルシステムに。
低音はあまり指向性がないからこの方式もありと言われてますが、しっかり音出ているのわかります。
ベース音がサブウーハーの位置に引っ張られて聞こえます。(調整はこれから・・)
さて会場では?

サブ・ウーハーやスーパーツィターというのはあくまで隠し味で効いているかどうかの、微妙な頃合のものだと思ってました。
しかし会場のオジサン達はヴォリュームは目一杯にせよと言います。
20cmではこの広さでは足りず、重低音は距離をおくと届かないみたい。
それでもF7の負担が減った分、中高音が伸びやかになり、サックスが溌溂と鳴ってるという感想。

いろいろセッティングして、サブウーハーのクロスオーバーは心持低め、音量はやや高めというあたりに落ち着きました。
(当然部屋によってセッティングは変わるわけですが、その調整過程を学べてよかったです。)

バスドラやベースがしっかり聞こえることを経験すると、サブウーハーは手放せない?
ローコストで安直に重低音楽しめるし・・
100万円位のピュアオーディオシステムとなら、充分勝負できると思います。
(師範たちの”いいね”いただいたので、ちょっと強気です・・)

②植木スピーカー新作
肩を故障し、手術明でまだ重いもの持てない主催植木氏。
なのに新作スピーカーを持参して登場!
モナークの25cmウーハー、フォステクスのドームツィーターの2ウェイシステム。

ADAMと比べると鳴らし始めのこともあり中高域の鮮やかさやや物足りないが
ゆったりした低域と相まって安心して聴ける。
ユニット、箱の大きさというのは大事なんですね。
車で言われる「排気量に優るチューナップなし」と同様でしょうか?

次回(8/26)は植木氏のマークレビンソン越え(!?)新作プリアンプが登場かも?

第43回例会 ADAM F7

6月24日 らんぷうぇい

13521858_901883993270615_1771495457287249279_n

本日のメインは私のパワードスタジオモニター、ADAM F7。
これは私がALTEC604とラックスKMQ60を売り払った金で入手したスピーカー。
新品だと1本4万円くらい、ヤフオクで1年落ちのもの2本で約4万円でゲット。
”振動をいかにコントロールするか”がオーディオセッティングで最も重要で大変なことかということをずーっとこの会で体験し、振動する箱にアンプを内蔵させるなんてもっての外の所業!と玄人筋に言われたにもかかわらず、
むしろ反発(?)するように購入したスピーカー。
CDプレーヤーに直結するだけで、そこそこの音が出れば、ケーブルやセッティングという”めんどくさい”呪縛から逃れられるのではというひねくれた思い・・
オーディオ探求に一石を投じたかった?

ドイツのADAM社製。
パワーアンプ(低域60W,高域40W)内臓、
17.5cmウーハーと50kHZまで再生するというARTツィーターのバスレフ2ウェイ。
何よりこのツィーターに特徴があるらしいです。(詳細はネットで見てください。ELACのツィーターと同等かと。)
ただ自宅では、高音よりややファット気味の低音の鳴りっぷりに特色を感じておりました。

さて上手く鳴らせるか・・・
ここらんぷうぇいは響きは良いのですが、高音がシャリつき、低音が痩せてしまう傾向がある。
以前鳴らしたJBL4312は全く貧弱で聴けなかった・・・
高音はこのツィーターの性能が充分発揮され伸びやか、               時間が経つに従って低音もゆったり出てくるようになる。

大音量での「鼓童」の太鼓はさすがにびりつきだすが、このサイズでは充分でしょう。

13495325_901884073270607_4539000506978139354_n

ここでオンライフの管球式プリアンプU22が登場。
情報量が増え、音が整いいわゆる”大人の音”。
システム構成を単純化したい私はなるべく接続機材を増やしたくないのですが、
こうしてシステムの音が決まってしまうプリアンプは魔物ですね。

そして、ケーブル(電源、DAC等)を交換し、だんだん重箱の隅を・・・

13495181_901884116603936_7668994402270699514_n

結果、皆様からは概ね良いスピーカーだという評価をいただき、一安心。
この値段、アンプ内蔵でこのサイズ、私にとってはひとつのゴールのような気がします・・
と言ったら・・・「サブウーハーをつなげればもっといいのでは」という、悪魔の囁きが。
実はサブウーハーの導入を企んだのですが、詐欺サイトにひっかかりかけて中断していた。
よっしゃあ!サブウーハー買うぞ~

ということで、次回(7/22)は「ADAM F7+サブウーハー」です。
サブウーハーの効果や如何に?!

第42回例会

28年5月20日 ランプウェイ

内容は、予定が変わり
①主催植木氏の新作スピーカーのお披露目

 パイン集成材を25mm厚を使用、
 ツィーターfostex FT55D 800-25000Hz
 ウーファー ヤマハ 25cm JP-2501 クロスオーバー 2000Hz 
 重量 15kg
13260137_880140582111623_6284413860262565600_n
一週間もあれば新作スピーカーが出来てしまうという、いつもの事ながら
驚くべき主催植木氏の製作能力!!

じわじわと使い込んで少しずつシステムを熟成させていくタイプの人にはアンビリバボーな人です。
でも当会の初期を振り返れば、
  ジャンクの箱に適当にユニットぶち込んで、安い白黒電線で圧縮音源を聞くような状態から始まり、
いまでは、金田式アンプ、DAC(電源や内部ノイズを徹底的に対策したもの)、こだわりのケーブル類にハイレゾ音源に到達しており、一番伸びしろのあるのがスピーカー部でありました。
フルレンジ、大口径ウーハー3ウェイ、小口径の2ウェイを経て、今回25cmウーハーシステムの登場です!

”大きさの割には”という前置を抜きに語れるにはサイズはこの位必要なんですね。
量的には充分、高音も今回はまともなツィーターでしゃっきりしながらうるさくない。

お約束で鳴らし始めはいまひとつで、低音がボンつくというダメ出しがありました。
鳴りっぷりがいまひとつのヤマハの密閉型用ウーハーを目一杯バスレフ動作させているのが一因ではないかと意見もありバスレフ穴の調整などをしているうちに落ち着いた音に変わりました。
スピーカーそのもののエージングばかりでなく、部屋との馴染みという現象のあるのでしょうかねえ・・・
13266042_880140665444948_8939133590082256015_n
②福澤師製作のDACと植木製作のDACの比較です。
両方とも金田式の回路ですが、福澤製はビクターの特性トランジスターを使っている。
僅差ですが、かっちりした植木製に対し福澤製の方が、ゆったり広がる感じ。

性能差ではなく味付けの領域ですね。

その後、デジタルケーブルの聴き比べとなったが私の耳では違いがわからず、そうなるともうどうでもいい気持ちになってしまう。

小さな違いを探求して音を練り上げていくのがオーディオであり、”どうでもいい”になってはいけないのでしょうが、私レベルの音楽鑑賞はここまでは不要・・
趣味の世界はムズカシイです。

毀誉褒貶の激しい植木スピーカー(今回に限りませんが)ですが、DACやケーブルの微差を聞き分けることができ、ローコストながらベテラン諸氏が喧々諤々楽しめるレベルにあることは間違いないですね。

そういえば当会の名称が
「札幌オーディオ同好会」
という、ど直球なものに決まりました。
まだ全く定着しておりませんが、いずれこのHPもリニューアルされると思います・・・

次回は6月24日(金) ランプウェイ
今度こそ私のパワードスピーカー ADAM F7の登場です。

第41回例会

13076742_862523150540033_2948088133182274730_n

13082757_862523133873368_6235579259078299490_n

 

13055307_862523353873346_61131743351882298_n

4月22日 らんぷうぇい

 

今回は更に磨きがかかった主催植木氏の自作2ウェイスピーカーとフルレストアされたラックス38FD、そしてマークレビンソン!

植木氏の自作2ウェイスピーカー
ツィーターが激安モノから安物(オンキヨのメタルタイプ)に換装され、さらにスーパーツィターが載った、植木高音仕様。
この箱(ビクターSX3利用)では、ひとつの到達点ではないかという、こなれた音。
大音量再生でしんどさが出てくるものの、これで充分でしょうという音。
某ジャズ喫茶のJBLシステムより良いという声も・・

植木氏のDACも内部配線の見直し、銅箔によるシールド等などで更にステップアップ。
DACでは最強になりつつあるのでは・・

ラックス38FD
前回の濁りも取れ、滑らかな音になっていたが、力強さに欠ける。
植木氏が異常な手間をかけ、配線、消耗部品、替えられるものは総て替えており、最高の38FDになっているのですがオーナー(私、櫻田)としては、所有意欲が湧かない。
ビンテージとかブランドとかに魅力を感じなくなって・・しばし検討ですね。

マークレビンソン
F師匠が修理したプリアンプをご持参。
型番・・あれ?LNP-2かな?(肝心なところいい加減ですんません・・)
修理といっても、内部がモジュール化されており、その交換らしいです。
今でも部品供給されいるが、1個6万円位するそうです。

出て来た音は、とてもすっきり明解。(私好みです。)
熱さやコクはあまりないが、大音量でもうるさくないので、
スピーカーがビビリ始める位ついボリュームを上げてしまう。

プリアンプの有用性について、改めて体験できました。

次回は5月27日(金)、らんぷうぇいにて。
振動する箱にアンプをぶち込むなんて言語道断!という玄人筋の意見を無視し、DVDプレーヤーつないだだけですぐ楽しめるというオーディオ探求の道に反する、
禁断の(?)パワードモニタースピーカー、ADAM F7が登場!(私、櫻田のモノです・・・)

第40回例会

10252064_835267769932238_8329480836562598323_n

1936296_835542019904813_6183851297511248547_n

12144661_835542059904809_9176056801532030409_n
3月17日 らんぷうぇい

今回は盛り沢山!

まず植木氏の自作スピーカー(VICTOR 15cm)、スパーツィーターを載せて登場。
確かに高域は伸びたけど少し耳障り・・だけどアンプの違いははっきり出すあたりはさすが。

ラックス38FD MKⅡのレストアモデル。
これは私(櫻田)が不調なこともあり売却を企み、植木氏に整備をお願いしたもの。
しかし何を考えたのか植木氏は消耗部品、コンデンサー。ボリュームさらに内部配線の全面的交換というえらい手間をかけ新品より良い状態にリビルトしてしまった。(これじゃ、手放せないでないの!)
当会の標準アンプ(植木製管球プリアンプ、金田式パワーアンプ)と比較。

38FDの低音に締りがないとF師匠からご指摘があったが、オーナーとしてはこんなに豊かに鳴るのならそれも良しという思いも・・
(ピアノが若干濁った部分があったので要調整。)

試聴の結果、38FDのプリと金田式パワーの組合せが一番ということに。

ここで翌日のイベントのために準備されていたM氏のスピーカーYAMAHA NS1000が急遽登場。
一世を風靡したスピーカーであるが、私はまともに鳴っているのを聞いたことがありません。

上記のアンプで鳴らしたところ、締りの良い低音にはっきりくっきりした情報量の多い中高音が。
これはモノが違う、恐るべしメイドインジャパン!

聞き慣れたビル・エバンスの枯葉におけるモチアンのシンバルが鮮烈!
安らぐ音ではないけど、これだけ鮮明だと気持ちが良いです。
(物欲が芽生えかけるが、我が家では無理・・自重)

ランプウエイの山田さんのレコード清掃実験~水洗い前と水洗い後の比較実験。
スクラッチノイズだらけのLPレコードを中性洗剤で洗浄し、ドライヤーの風圧で水をとばし、マイクロファイバーで拭き取った前後の比較。
確かに洗った後はスクラッチノイズばかりでなく、音色も清らか、効果はあるようです。
エタノールで洗ったもの披露されたが、樹脂を侵すので止めた方がいいという指摘も。
水道水だと塩素が残るの最後は蒸留水ですすいだ方がという意見も。
今後もいろいろ試しみるそうです。

 

第39回例会

もう来週第40回を控えて慌てて投稿です。
(次回は3月18日 らんぷうぇい 18:30頃から)

今回は主催U氏の新作スピーカーの改良版と私の管球パワーアンプ(ラックス KMQ60)。
新作スピーカーはビクターSX3の箱を利用し、
15cmウーハー(ビクターLE10016-028A 4Ω)
ドームツィーター(オンキヨTW3164A,5.5Ω ミニコンポの安物らしい・・)
をはめ込んだもの。
高域の冴えはいまひとつだけど、刺激的な嫌な感じなくどんなジャンルでもこなす。
先月は私のJBL4312Bとの比較試聴になったが、正直JBLの分が悪かった。

今回はよりバランスが向上しており、本体はひとまずOKということで、
Mスタジオの猛者お二人がセッティングをあれこれ。

会場は鏡面やスピーカー背後にアクリル板があったりで、”響き”を調整するのがなかなか難しい。
スピーカーユニット周りに紙ナプキン(?)を貼ったり、箱下にフェルトを入れたり、しまいにはスピーカーボックスにコートを着せるという奇策まで。
傍から見ればアホですが、私の耳でもがわかる位音が変わります。
セッティングで追い込むと、たいしたことない機器でもその部屋でベストの鳴り方をしだすので、結果的に侮れないものになることは、既に経験済みですが、毎回このお二人には驚かされます。
(反面変動要素が有り過ぎて、めんどくさくなるのは・・私だけか?)

管球パワーアンプ(ラックス KMQ60)は不調だったものをU氏がメンテし、新品より良い音(?)にしたもの。
金田式アンプと比べても優劣ではなく味わいの違いレベル(ボーカルものはこっちかな)になっておりました。
一瞬手放すのが惜しくなったけど、どこかの良いオジサンに存分に可愛がってもらえれば・・
12733555_819584414833907_8953376386059376658_n

12743738_819584461500569_5351310371972941483_n